Ethereum互換ブロックチェーン構築クラウドサービス「G.U.Blockchain Cloud」を正式リリース

日本初。簡単3ステップでブロックチェーン基盤を構築。
「誰でも簡単・低コスト」に初期導入が可能。

Lunascape等のブラウザ技術やEthereum対応ウォレット等を提供しているG.U.Technologies株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:稲葉大明、近藤秀和)は、2021年8月10日に日本初となるEnterprise領域で利用できる機能やセキュリティを備えたEthereum互換ブロックチェーン構築クラウドサービス「G.U.Blockchain Cloud」を正式リリースしたことを発表いたします。(https://www.bccloud.net/ja/)

https://www.bccloud.net/ja/

概要

Ethereumブロックチェーンを利用したシステム開発を行う場合、選択肢としてパブリックチェーンと呼ばれるインターネット上で公開されているブロックチェーンを利用するか、もしくはサイドチェーン、プライベートチェーンと呼ばれる独自チェーンを構築することになります。とくにトランザクションの速度や匿名性、企業秘密、可用性などを考慮する場合、自社でチェーンを構築することは有力な選択肢となります。

しかしながら、そのような自社ブロックチェーンを利用したシステム開発を行いたい場合、マーケットに希少なブロックチェーン・エンジニアや高度なブロックチェーンに関する知識が必要となり、構築・運用に大きな費用がかかることが問題となっておりました。G.U.Blockchain Cloudでは、そういった問題を解決するべく、世界標準のブロックチェーン開発インフラとなりつつあるEthereum互換のブロックチェーンを「誰でも簡単・低コスト」に構築できるクラウドサービスの提供を目指して開発されました。

構築したブロックチェーン上に、ERC20トークン(通貨トークン)やERC721トークン(NFT)を発行すれば、自社ポイント発行やNFT関連システム開発をすぐにでも開始できます。発行したERC20トークンは、Lunascape Wallet等のEthereum互換ウォレットからすぐにでも利用可能です。プライベートチェーンの監査性を担保するパブリックチェーン系へのアンカリング技術や、チェーンをまたいだ価値交換を行うクロスチェーン技術も合わせて提供していく予定です。このような技術を利用することで、高速かつ匿名、そして監査性を持った高セキュリティなプライベートチェーンを構築することが可能となります。

なお、今後パブリックチェーンにも対応し、パブリックチェーンのEndpointサービスも機能追加する予定です。

想定されるユースケース

Ethereumブロックチェーンは、高度な分散データベースとスマートコントラクトを利用したOSとしての機能を備えた、新しいインフラです。Ethereumブロックチェーンのプライベートチェーンを利用すると、下記のようなユースケースにおいて非常に簡単・安価にシステム構築をすることができます。

  • NFTの基盤構築
  • ステーブルコイン(企業独自のポイントや社内ポイントの発行管理)
  • 監査性が必要なシステムの構築
  • 各企業間の独自の送金システム構築
  • DeFi(分散金融)の基盤構築
  • デジタルライセンス管理システム構築
  • エンターテイメント業界におけるアートや作品の売買管理
  • 音楽著作権管理の透明性向上システム構築
  • 不動産の売買管理のプラットフォーム化
  • 地方発地域通貨の発行管理
  • 原材料調達や食の信頼向上のためのトレーサビリティ管理
  • 医療・健康データの共有や保管管理
  • 災害時の情報共有インフラの構築
  • 各種支援金や寄付金の管理や配布

G.U.Blockchain Cloudの3つの特徴

■特徴.1 誰でも簡単に初期導入が可能

従来、ブロックチェーンを構築するためには、非常に高賃金かつ希少なブロックチェーン・エンジニアが必須でした。また複雑なシステムでは、ブロックチェーンを世の中に浸透させることができず、開発費用が莫大になってしまいます。そこで私たちは、そのようなブロックチェーン構築エンジニアがいなくともEnterprise用のブロックチェーン構築ができるようになる世界を目指し、開発当初から誰でも簡単に操作できることを目標としてきました。またベンダーロックインを避けるため、世界で最大規模のコミュニティを持ち、技術標準がしっかりと定められているEthereumプロトコル上で誰もが簡単にブロックチェーンビジネスを開始できる世界を目指し、最大限の機能を、最小の操作で実現することを、ブロックチェーンエンジニアたちと日夜開発を続けてきました。

「G.U.Blockchain Cloud」は、少しの学習で誰でも簡単3ステップでブロックチェーンの初期導入が可能です。立ち上がったネットワークを利用するためのEndpoint URLを通じて、適切にロードバランシングされた可用性の高いブロックチェーンネットワークに対する開発も、すぐに始めることができます。また、本番環境での運用も高度なパフォーマンスとセキュリティを持ったチェーンで、すぐに構築が可能です。

■特徴.2 導入後の操作性や万全のサポート体制

構築したブロックチェーンをいかに保守するかということも、Enterprise領域では必須です。そこで「G.U.Blockchain Cloud」では、複雑なブロックチェーン・ネットワーク運用をいかに簡単にするか、というテーマを開発目標の一つとしました。その結果、非常に高度なエンジニアでなくても「G.U.Blockchain Cloud」を利用すれば、簡単に独自ブロックチェーンの運用保守が可能となりました。ブロックチェーンの状況はもとより、サーバのCPU、メモリ、ストレージ、ピア数、ノードログなど 様々な情報を簡単かつグラフィカルに確認することができる徹底的に使いやすいUI/UXを実現しました。更に、導入後のサポートはもちろん、ブロックチェーンビジネスや開発に関するあらゆるコンサルティングを当社のサポートチームが並行して行います。

■特徴.3 低コスト化を実現

誰もが簡単に使えるだけでなく、低コストでの導入を実現することができました。スモールノードにおいては$49~という圧倒的な低価格で、ブロックチェーンの運用作成が可能です。開発用の標準構成では月額約$558~、本番環境においても月額$1,000程度の運用費で、ブロックチェーン構築と運用が可能です。

ブロックチェーンの運用や開発を誰もが始められることを想定し、NFTのテスト運用、新規事業開発の初案、DX改革の一環として、まずはブロックチェーン運用をスタートして欲しい、そんな思いでこの価格帯を設定いたしました。是非、「G.U.Blockchain Cloud」をお試しください。(https://www.bccloud.net/ja/plan/


簡単にブロックチェーン開発体験ができるG.U.Sandbox Chainの提供

ブロックチェーン開発に興味のある開発者が、すぐにブロックチェーン開発を体験できるTestnetとコンテンツを準備いたしました。G.U.Sandbox Chainとして、無償でトークン発行し、期間限定で体験が可能です。誰でも簡単に操作が可能な為、高度なブロックチェーンに関する技術がなくても、操作が可能です。且つブロックチェーンの状況はもとより、サーバのCPU、メモリ、ストレージ、ピア数、ノードログなど 様々な情報を簡単かつグラフィカルに確認することができる徹底的に使いやすいUI/UXを目指しました。是非この機会に体験してください。(https://gu.net/ja/)

https://gu.net/ja/

従来にも世界では似たようなTestnetはいくつか存在していましたが、日本ではこのようなサンドボックスチェーンはな く、また日本語での情報発信が殆どないため、日本のエンジニアにとっては非常に利用しにくいものとなっておりました。私たちは日本にブロックチェーン技術を普及するためにも、日本語利用できるインフラや日本語での情報発信を、今後も積極的に行っていきます。